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釜山国際建築大典 2019 応募案

期間:2019年6月

種別:改修(コンペ案)

規模:既存建築物4200㎡

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アイディアコンペの応募案です。

Preexistence(既存の状況)に対してTransformation(変化、変貌)を、という抽象的なテーマのコンペだったので、学生時代に考えていたアイディアを引き継いだ案で考えることにしました。

場所は歌舞伎町。大多数の建物は20年前と姿を変えておらず、エレベーターと避難階段が、ただでさえ狭いペンシルビルの平面を圧迫するとともに、各建物間は昇っては降り、降りては昇りを繰り返し、地上階でしか、行き来できません。

そこで、街区ごとに建物外周にコンコース状のバルコニーを設けます。これにより、一街区が一体の建築物となり、エレベーターや階段は、避難上、動線上不足しない範囲を残す一方で、余剰分は撤去し、空洞とします。

空洞となったもとのエレベーターや階段スペースに、ショップやホテル、個人オフィスなど、新しいレイヤーをプラスします。

こうして、水平移動が地上だけではなくなり、街区単位で立体的な空間利用ができるようになるとともに、外周に配されたコンコーススペースでは、既存と新しいレイヤーによるにぎわいや、小さなスペース同士の連携など、これまでになかったシーンがプラス(PLUS+)されます。

超法規的かつ、極めて構想的な案ですが、都市をより効果的に盛り上げる構想案の一つとして、結果は残念でしたが、ここに上げようと思いました。

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