年末まで怒涛のようだった3ヶ月半の中、作業だけに注力しても早朝から終電までかかるような仕事量の中で、なんと11月末に当社が最も頼りにしている要のBTOデスクトップPCが、Windows10更新プログラムのために実質使えなくなりしかも、更新がうまく進まないために、使用できない日々が約1週間、続きました。
その間、MS社や製造元のT電機社、Web上で時折見かけていたJust Answerなどのサイトに頼りながら試行錯誤しましたが、解決には至らず結局、2年弱使用したBTOデスクトップPCはハードディスクのハード面におけるトラブルを起こしており、修理が必要、ということになりました。
製造元のT電機の工場に送付して修理をするため、結果的に1ヶ月弱、デスクトップPCが稼働不可能な日々が続いたのです。とんでもないピンチです。
加えて同じく2年弱重宝していたA3プリンター+スキャナー(+FAX)の複合機も、12月中旬のタイミングで印刷不良を起こしはじめ、どうやっても何枚刷っても出力した用紙に常に黒インクの残骸が滲んでしまう事態に。こちらも結果やはり、製造元のB社さんの工場に送付して修理が必要になりました。紙ベースで年末へ向けて確認申請が何件かあるのに、それに年賀状もあるのに…こちらも大ピンチです。(←コンビニプリンタでの出力もありますが、出力状態を再現とかコントロールできないので、何とかしようと思いました。)
しかしながら当然、日々の設計業務から事務作業、営業活動、雑務・雑用まで私一人でやっている当社としては、業務を止めるわけにはまいりません。むしろ、期日の迫った仕事ばかりで、この時ばかりは体がどうなっても良いからとにかく何とかするんだ、という思いでいつも以上に、事務所にはりつくつもりでした(何故かワクワクと覚悟が入り混じった、変な心持ちでした)。
通常、私たちのような仕事で使うPCは、事務作業のみに使うようなPCではメモリや容量等の性能が追いつきません。
でもこの間、勤め人の時や、独立した後も、プライベートでも何かやろう、という気持ちだけは持っていたせいか、自前のノートPCもそこそこの性能を有していたので、そいつのお陰で作業を維持することができました。(実際会社を立ち上げた当初は、彼に多くを頼っていました。)
プリンターのトラブルの時は翌日対応ではもうアウト、瞬間的な対応が必要だったので、当社の近隣、西浦和駅付近でA3複合機のある家電量販店を探しました。結果、事務所からタクシーで20分くらいある2ヶ所めの量販店にて、E社の最新複合機を入手しました。結果、修理していたPCは、自宅に戻しました。これで自宅でも仕事の代用が幾分か適います。
この2つのトラブルは、パソコンの機械的トラブルという、私などの世代は学生時代から、誰でも、どこでも、体験済のことですが、費用をいただく仕事となると話は変わります。
複数人従業員のいる事務所では何とかできることであり、緊急サポートサービス契約をした事務所でも起こりえないことです。
何が私を、いや、当社を救ったかといえば、表題にある通り、スペアの存在。普段使っているPCがダメならもう1台のPC、プリンターが使えないならもう1台のプリンター、といった具合に、少しスペックは落ちてもだいたい同じことをできる機能ベースを用意しておく必要が、小さな事務所、一人でやっている職場では特に、あります。
ノートパソコンに関しては実はこれもT社さんのBTOノートPCで、しかし購入からしばらくヘビーユースはしていなかったものの、2014年の購入から7年経過しているので、このほど、仕事用に新しいものを購入することとしました。さんざんピンチを助けてくれた「彼」には、今後プライベートのパソコンとして自宅に常駐いただくこととし、きれいに初期化して、寿命が来るまで、重圧なきよう、楽しく、遊び使っていこうと思います。
スペアって、重要です。
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